スキーのため加圧トレーニングやったら泣けるきつさだった話

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 加圧・カーツという言葉もだいぶ普及したように思いますが、スキーに向けたトレーニングのため、これから加圧に取り組みたいという方もいらっしゃるでしょう。

 ここでは、加圧トレーニングの仕組みや、実際に私が取り組んだ結果などをご紹介します。

加圧トレーニングとは?

 ボディビルダーの佐藤義昭氏が考案したトレーニングで、両腕と両足太ももを専用ベルトで締めて血流を制限したまま運動を行います。血流を制限されることで、体内は無酸素運動に近い状態となるため、乳酸が大量に生成されることになります。

 その後ベルトを外すと、大量に作り出された乳酸が体内に流れ出しますが、乳酸の量が多いと成長ホルモンが盛んに分泌されます。成長ホルモンが増えることで筋肉が増大するので、加圧トレーニングを行うことによって筋力を上げることができるというわけです。

 筋力を上げるだけなら負荷を上げてトレーニングすれば済む話ですが、加圧トレーニングでは四肢を締め付けることで無酸素運動状態を作ることができるので、軽い負荷でも同じ筋力アップ効果を得ることができるのです。

加圧トレーニングに取り組むには

 では実際に加圧トレーニングをするにはどうしたらよいのでしょうか。要は両腕と両太ももをベルトで締め付ければ良いのですが、きつく締め上げれば良いというわけではなく、強度にノウハウがあるようです。ちなみに、ベルトで締めることを「加圧する」と呼んでいます。

 加圧のためには、専用のウェアや器具によって調整をした上でトレーニングを行います。お試しでやってみたいのであれば、加圧トレーニング専門店などで開かれる体験会への参加をおすすめします。

 自宅でやってみたい場合は、専用ウェアの購入が必要となります。購入時または購入後に、加圧トレーニング専用ウェアの販売店で専用ベルトの締め強度設定のため測定を行ってもらいましょう。

 測定でベルトを締める強さが分かれば、あとは自宅で実践あるのみです。

 ちなみに専用ウェアの価格ですが、上下ウェアとベルトのセットで4万円ほどかかります。上だけとか下だけでも買えますが、どうせ取り組むなら全身で行いたいですよね。

加圧トレーニングにチャレンジ

 私も上下セットで購入し、自宅で取り組んでみました。スキーのオフトレーニングのためですが、筋力トレーニングと筋持久力トレーニングを毎日交互に加圧で行い、このほかにジョギング1時間、バランストレーニングなどを日替わりで組み合わせました。

 筋力トレーニングのメニューは、取扱店などで配布しているパンフレットにも載っており、上半身・下半身それぞれ10分程度でこなすことができます。負荷なしで取り組め、週に数回で効果が出るのであれば取り組みやすいですね。

 私の場合、次第に無負荷では物足りなくなり、チューブを取り入れてメニューをこなしました。メニューの内容は変えないまま、最終的には10回こなすのが限度になるような負荷で3セットといった具合です。

 加えて加圧したままシャトルランや階段上りを筋持久力トレーニングとして行っていました。階段上りは30秒を5本でしたが、これは泣けるほどキツかったです。乳酸を手っ取り早くためたいなら、この階段上りが非常におすすめです。

 で、結果どうなったかというと、スキーがシーズンオフになる5月に始めて、8月に入るまでに体脂肪率が1桁台まで落ちました。それまでは20%切るぐらいでしたので、すごい成果だと思います。加圧トレーニングだけで達成した数字ではないですが、加圧の貢献度は高いのではないでしょうか。

 加圧トレーニングの効果が出るまでには、最低2か月はかかると言われるようです。他のトレーニングにしてもダイエット方法などにしても、まずは3か月と言いうことが多いです。まさに、「継続は力なり」ですね。

まとめ

  • 加圧トレーニングでは、四肢を加圧することでハードトレーニングと同様の効果を作り出すことができます
  • 加圧トレーニングを自宅で行うには、専用ウェア等が必要です
  • 効果が出るには2~3か月かかります。生まれ変わった自分の姿をイメージしてトレーニングに励みましょう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る