外足荷重とは?初心者も知っておきたいスキー技術

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 スキー板が細長い形状から太く短いカービング形状に変わり、板をちょっと傾けるだけで曲がれるため、ターンが格段に簡単で楽になりました。しかし、スキー板の操作の基本はやはり荷重・回旋・角付けなのです。ここでは、基本の一つである荷重について解説します。

荷重って何?

 例えば両足で直立した場合、左右の足にかかる重さは均等で、体重60kgの人が2台の体重計にまたがって乗れば、それぞれの針は30kgを指すはずです。この、体重計にかけた負荷を荷重と言います。ここから左足を上げれば、右足の体重計は当然60kgを指すことになります。これが「右足に荷重」した状態です。

 逆に、右足を上げれば「左足に荷重」した状態になります。また、この中間の状態もあるわけで、右足にやや体重を乗せて右対左の重さが42kgと18kg(7:3の割合)になれば「右足に7割荷重」ということになります。

 ちなみに「加重」という言葉もあるのですが、ここでは使い分けずに「荷重」で統一します。

外足荷重とは

 外足とはターンの外側になる足のことで、逆に内足とはターン内側になる足です。例えば左方向へ曲がる左ターンでは、右足がターンの外側にきます。つまり右足が外足ということです。反対に右ターンでは、左足が外足ということになります。

 外足荷重とは外足に対して荷重するという意味ですので、左ターンで外足荷重と言えば右足に対して荷重し、右ターンでは左足に対して荷重することになります。

滑りながらの荷重

 外足荷重については理解できたでしょうか。実際スキーで滑るときには体重計ではなく雪面に荷重することになりますが、体重計に乗ることと雪面に荷重することの一番の違いは、角付け(エッジング)を伴うところです。

 例えば、体重計に乗るイメージで左足を上げ、右足に10割の荷重をするとどうなるかというと、左右のバランスを崩さない限り右足一本で直進していきます。荷重は板をたわませてターン弧の大きさを決めるために必要なのですが、単に体重を乗せただけでは曲がらないのです。

 では、スキーで滑るときの荷重はどのようにして行うのでしょうか。スキー板の裏側を見ると、左右に金属のエッジがついていますが、このエッジを使うことでターンすることができます。

 具体的には、エッジをターンの外側へ追いやるようにゆっくりと蹴り出していきます。

 例えば左ターンの外足荷重は右足への荷重ですが、右足スキーのターン内側になる左側エッジを蹴り出すように荷重してやると、荷重前より板がたわんでターン弧が小さくなります。

 右ターンの場合は、逆に左足スキーのターン内側になる右側エッジに荷重することになります。

 また、レベルが上がれば外足だけでなく内足への荷重も意識するようになりますが、左ターンで内足荷重という場合には、左足のターン内側になる左側エッジに荷重します。

おわりに

 以上、外足荷重の説明をしてきましたが、外足荷重の意識がまるでなくても、板を傾けることができれば板の形状に沿って勝手にターンになってしまいます。カービングスキーおそるべし、ですね。

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