スキー上達には目線を上げる!練習法と3つのメリット

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 スキー初心者だととにかく足下が気になってしまい、目線が下がってしまいがちです。しかし、目線を下げるメリットは何もありません。余計なクセがついてしまう前に直してしまいましょう。

目線の重要性

 スキー初心者であれば、自分がどう滑っているか分らないため、スキーがちゃんとハの字になっているか確かめようと足下ばかり見てしまいます。始めてしばらくの間はそれも仕方ないものですが、上達を目指そうとするならば、やはり支障が出てきてしまいます。また、一度クセとして身についてしまうと、矯正するにも時間がかかります。

 一番のデメリットは先が見えないことで、スピードを出すこともできないですし、コブでも対応が遅れてしまい、すぐに処理しきれない状況に陥ってしまいます。

目線を上げるメリット

先の状況が分かる

 滑る先の状況が判断できるというのはとても大事なことです。斜面の変化や障害物の有無、近くに人が滑っているかなど知るべき情報はたくさんあるからです。

 また、前方が分かることによってターン弧やスピードの調整が的確で容易になります。

足裏感覚が磨かれる

 これもとても大事なことなのですが、スキーでは足の裏から得られる情報が、バランスを保ったりスキーに力を伝えたりするために重要です。スキーがうまい人ほど足裏感覚が優れているものです。

 足下ばかり見ていると、どうしても視覚から得られる情報に頼ってしまい、せっかくの足裏から得られる感覚をおろそかにしてしまいがちです。目線を上げることによって、逆に足裏に集中することができると言えます。

背筋が伸びる

目線が下がっていると、滑っている時の姿勢が猫背になりやすくなります。顔を上げて目線が遠くなると、背筋が伸びます。背筋が伸びることによって、ブーツを通してスキーへ力を伝えやすくなります。

目線を上げるには

目線を上げる重要性もメリットも分ったけど、ではどうすればクセが抜けるのでしょうか。

 まずは、アゴを上げることをおすすめします。目線の持って行き場を気にするのではなく、目線と直接関係のないアゴの位置に意識を置くのです。今どこを見ているか、ではなく、アゴがどれだけ上がっているのか、に集中しましょう。

 はじめはどうしても足下が気になります。しかし普段歩くときは、たとえ山道でも目線を上げて歩き続けることは可能です。要は自分を信じることができるかどうか、ということです。

また、普段から階段の上り下りであえて目線を上げて、足の感覚に集中するのもおすすめです。

まとめ

  • 足下ばかり見ているのは、百害あって一利なしです。
  • 目線を上げることで、「1 前方の状況が分かりやすくなり」、「2 足裏感覚が磨かれ」、「3 背筋が伸びてスキー操作に役立ちます」
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