これさえできればコブを降りて来れる!コブ初心者のための滑り方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 整地なら急斜面でも滑れるのに、コブになった途端からっきし・・という方のために、コブを滑るための方法をご紹介する記事の続きです。

コブを滑る前に確認

 別記事で、コブに入る前に覚えておきたい3つの技術についてご紹介しました。

  • コブで上体や重心が遅れないようにする ⇒ ブーツへ前圧をかける
  • 自分の狙った場所へ横滑りで行けるようにする
  • 両足の位置をフォールラインから外さないようにして(=ピボットターン)、横滑りをつなげたスライドターンを行う

 これらを習得した前提で話を進めます。

コブを滑る方法

 コブ初心者であれば、スピードコントロールの点からもスライドターンで滑るのが断然おすすめです。このほかにバンクターンでコブの外側を狙っていく方法もありますが、スピード自体はバンクターンの方が出やすいため、コブの導入としてはスライドターンから入った方が良いと思われます。

コブのどこを滑るか

 コブが均等に並んでいれば、基本的にフォールラインに沿って真っすぐ降りてくることになります。両足が直線的に進む中で板だけが左右に向きを変えるイメージです。整地で練習した、ピボットターンを使い横滑りを連続させたのと同一の滑りですが、コブがあることで動きが立体的になるのが一番の違いと言えます。

コブでの動き

 ではいよいよ習得した技術でコブを滑ります。コブの裏側、斜面が落ち込む部分のスペースを使ってスライドターンをします。板を真横にできるほどの広さが取れない場合もありますが、コブのふくらみがある部分までにスピードを整えます。ピボットターンはカカト支点という話をしましたが、カカトを支点に板のテール部分のエッジを使うイメージだと減速がしやすいでしょう。

ピボットが簡単にできる場所

 コブのふくらみが終わって次のコブへ落ち込むポイント、つまりコブの一番高い場所でピボットの切り替えを行います。ここはトップとテールが浮きやすく、抵抗となる雪に接していないため簡単にピボットターンをすることができます。

 切り替えが早ければ早いほど接雪時間は長くなり、スライドによるコントロールを長く行えるので、安定してコブを滑ることができます。

おわりに

 コブ初心者がコブコースを降りてくるための方法をご紹介しました。

 ピボットで横滑りをつなぐことができれば、ひとまずコブを連続して滑ることができます。あとはとにかく滑ってコブに慣れることです。

 苦手感を克服する頃には、いつの間にかコブの魅力にハマっているかもしれませんよ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る